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カウンセリング未満

自らの生き様を心理カウンセラーの観点から綴った半生記、日常生活に役立つEQトレーニング講座・セルフカウンセリング講座など。
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[6]冷たい人だと言われることはありませんか?(上)
「クールだね」とか
「いつも冷静」や
「あなたって醒めてる」など、突き詰めれば
「あなたは冷たい人」
と言われたことはありませんか?

今回は、自分ではそれなりに感情も豊かだし、温かい感情だって持ってる、
だけど、友達にもそれが分かってもらえず、淋しい思いをしているあなたへの話です。

EQの8つの力の一つ「自己表現力」は2つの要素で構成されています。
(1)感情表現は豊かだと思いますか?(情緒的表現性)
(2)表情は豊かだと思いますか?(ノンバーバルスキル)
               ※( )内は、(株)EQジャパンによる分類法


少し乱暴ですが分かりやすく説明すると、
あなたは「感情表現は豊か」だと思っているが、上手に表現出来ていないのではないでしょうか?

ノンバーバールスキルとは、言葉以外で、自分の気持ちや考えを相手に伝える手段のことです。

かつてメラビアンという心理学者が、人が誰かと初対面で会ったときに受ける印象を決定付ける要素を実験によって分析しました。
相手方に与える印象の度合(比率)は、
(1)「話の内容」が7%
(2)「話し方」が38%
(3)「ノンバーバール」が55%
であったことから、実に93%が言葉の意味以外で気持ちや雰囲気を感じ取っていることが分かったのです。

これが有名なメラビアンの法則です。
(最近では「人は見た目が9割」などの新書がヒットし、広く知られるようになりました)

ただ割と誤解されているのがノンバーバルとボディランゲージはイコールであるという認識です。
ノンバーバルは「バーバル(言語的)でない」つまり、言葉以外の全ての表現手段を指します。
だから勘違いして欲しくないのは、温かい人だと言われたいから「オーバーアクション」すればいいのではないのです。

これはわたし自身の体験ですが、実はわたしもかつて、「冷たい人である」とか「いつも怒ってるみたい」などと言われることが少なくありませんでした。
「冷たい」と言われることはまだよかったのですが「いつも不機嫌そう」とか「つまらなそう」と思われるのは、仕事や、様々なセミナー、交流会などで明かなマイナス点です。

そこでわたしは、鏡に向かって自然な笑顔を作る練習をしました。
具体的には、何もしていないときに「明るい」や「優しい」と感じてもらえる程度に顔の筋肉を意識出来る練習です。
やりすぎていつもニコニコしていても変ですからね。

実は、この練習によってわたしのイメージは激変したのです。

心理学系のセミナーや研修では「ジョハリの窓」(人には(1)自分には自分が知っている、(2)自分も相手も知っている、(3)自分は知らないけど相手は知っている、(4)自分も相手も知らない面があるという考え方です。いずれ解説するかも知れませんが、気になる方はネットで検索してみて下さい)を確認するために、自分はどう見られているか受講者同士で話し合う、という機会が頻繁にもたれます。

この練習を始めてからわたしは、ほとんどというか間違いなく「穏やかそう」や「優しそう」「親しみやすい」と表されるようになったのです。

わたしの本質は何も変わってませんよ?
ただ一つ、自然な笑顔を作る練習を少しだけしたに過ぎません。
そしてわたしは、この結果にとても満足しています。

このように、無理してボディランゲージを多用したりオーバーアクションで反応したりする必要はまったくないということがお分かりいただけたでしょうか?

しかしそれにしても
「わたしは笑顔が苦手」
「どう微笑めばいいかわからない」
とおっしゃる方がいらっしゃるかも知れません。
でも、大丈夫です。
わたしだって、わからなかったのですから。

最初はとても不自然でした。
無理に作ろうとすると、大笑いしている顔にしかならなかったり、不細工な蝋人形のように歪んだ笑顔になったりました。

そして実は、一番苦労したのは鏡に向かって自分と見つめ合う、ということでした。
別に誰かに見られているわけでもないのに、なんだか恥ずかしいのです。

しかしある時、わたしは重大なことに気付いたのです。
「わたしは鏡の中の自分を見つめられないように、自分自身を見つめようとしてこなかったんだ」と。

人にどう見られても自分は自分。こういう考え方が間違ってるわけではありません。
しかし人間社会で生きていく以上、人前でどう振る舞うのが相手を落ち着かせたり安心させることになるのか? そのことに意を介さなかった自分に気付いたのです。

純粋に、わたしは申し訳なかったと思いました。
それでも親しくしてくれる友人達に感謝しました。

こうしてわたしは、わたし自身のためというより、わたしと出会う人全てに、良い出会いをもたらしたくて、自然な笑顔を自分のものにするための練習に励めたのです。

いかがでしたか?
今回はわたし自身の体験を、EQの高め方のヒントになれば思い話しました。

自分の思いと相手の印象については、また別の角度から考察することも可能です。
次回は、そんなもう一つの切り口についてお話ししたいと思います。
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