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カウンセリング未満

自らの生き様を心理カウンセラーの観点から綴った半生記、日常生活に役立つEQトレーニング講座・セルフカウンセリング講座など。
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[最終回]EQの可能性と限界
全8回のEQトレーニング講座、いかがだったでしょうか?

EQは本来、EQI(行動特性検査)を用いてあなたの行動特性を総合的に把握し、結果をプロフィラーと共有し、望むべき姿をゴールとして共に取り組むのが、理想的なプロセスです。

しかし実際にEQIを受けるには料金もかかりますし、EQが実際どんなものなのか不安な方もいらっしゃるようなので、分かりやすくもかみ砕いて、誰でも直ぐに試せるようなEQトレーニング法を書いてみようと思ったのがこの連載の動機でした。

したがって、複雑化するのを避けるためにあえて解説しなかった点、省いた点があったことをご了承下さい。

さてEQは、心理学的には「ソーシャルスキル」の一分野に属するものだとわたしは考えます。
EQを測定するEQIは、クライエントのソーシャルスキルを測る、非常に有効な検査方法だと思うのですが、EQのみをもってして、カウンセリングや心理療法とする理論や技法は日本ではまだ確立していません。
(開発元のEQジャパンは、そういう方向性や可能性を示していません)

EQがIQの対比として語られることが多いことも含め、このあたりがEQの限界、と言えるかも知れません。

しかし見方を変えれば、EQはセルフ・コーチングには最適なツールであるとも言えます。

人は誰もが何らかの問題を抱えて生きています。
ときとしてそれは病を発症し、そこに至らないまでもストレスや心の痛みとなって表面化します。

人々のストレスや悩みとどう向かい合っていくか、どう解決していくか、援助する者として日本にも多くのカウンセラー・セラピストが存在していますが、カウンセリングが未だ一般化していないこの日本の現状は、カウンセリングの門を叩くこと自体が非常に困難なのが現実です。
そして、カウンセラー、セラピストは、相談者がアクションを起こさない限り、何もできないのです。

そのために一部のカウンセラー・セラピストは、セミナーを開催や著作を通してセルフ・カウンセリングの啓蒙に努めているようです。
セルフ・カウンセリングが切っ掛けとなり、自己変容の援助となれば、これは確かに効率的で効果的だと思われます。
しかしわたしが残念に感じるのは、特にセルフ・カウンセリング関連のセミナーでは、その場その時にカタルシスが得られることに重点がおかれ、大切な以後の継続についての解説が不足していると思われる点です。
(「いつも前向きに」と言われても、それが出来ないから苦しくなると思うのです)

ストレスや悩みを解決(自己変容)するには、絶対的に具体的な行動が不可欠です。
ではどうやって自分だけで変容へのアクションを起こすのか?と言う点に関して、従来のセルフ・カウンセリング手法では、曖昧な提案しかできません。

EQはソーシャルスキルという心理学の一部分しか捉えられませんが、あえて述べれば、ストレスにしろ悩みにしろ、そのほとんどか人間関係から発生するのですから、ソーシャルスキル=人とどう接していくのか?という捉え方は、セルフ・カウンセリングの第一歩として、非常に有効なのではないかと考えられるのです。

わたしがこの講座で取り上げた全てのテーマは、深く掘り下げれば、いずれも人の本質に到達するデリケートな問題です。
そのデリケートな問題を、あまりにシンプルに解説したことに関して、諸先輩方からはお叱りを受けるかとも覚悟しております。

しかし上でも述べた通り、カウンセリング・心理療法への認知度が未だ低いこの社会で、カウンセリングの入り口として、またはセルフ・カウンセリングの切っ掛けとして、EQに注目する意味はけっして低くないとわたしは考えます。

6回目でわたしは、わたし自身が取り組んだトレーニングについて語りました。
けっして難しいトレーニングではありませんでした。
また、自己の真相心理に入り込み、自己と対話するなどという高度な分析をしたわけでもありませんでした。

わたしが行ったことはただ一つ
EQの24要素の中の「社会的自己意識」を少しだけ強く意識しただけです。
人からどう見られたいか?ただそれだけのことで、わたしを取り巻く世界そのものが劇的に変化しました。

EQは外側から人間の本質にアプローチします。
それは例えば、こんなことと同じなのです。
・オシャレをすると足取りが軽くなる、
・昇進するとやる気が湧く
・笑うとスッキリする
・美味しい物を食べると幸せになる

EQはいわば、このように外的要因を自ら用意することなのです。
そしてこれこそが、EQの限りない可能性だとわたしは信じるのです。
| EQトレーニング講座 | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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